「妻が何を考えてるのか分からない!」ケンカになると黙る人の取扱説明書

あなたはケンカをした時、自分の主張をガンガン言うタイプですか?それとも、黙るタイプでしょうか。
私は元々、黙るタイプでした。そして、そもそもケンカにならないように、言いたいことを我慢するタイプでした。
でも今は旦那さんとケンカするとき、自分の主張はガンガン言います(言うだけじゃなくて、相手の言うこともかなり受け取りますが)。
そんな風に、ある意味真逆の行動を取るようになったので、ガンガン言う人の心理も言えなくなる人の心理もわかるようになりました。
それで、つい先日ガンガン言うタイプの人から「黙ってしまう人が全く理解できない!」「黙る意味が分からない!」という話を聴いたので、わかりやすーく解説しようかなと思います。
ガンガン言われて黙る人の4つのタイプ
実は、相手が黙る時のパターンは大きく分けると4つあります。
1.委縮タイプ
2.事なかれ主義タイプ
3.シャットアウトタイプ
4.迷子タイプ
この4つは、わかりやすくするために表現上分けていますが、実際にはどれか1つだけに当てはまる人よりも、2つか3つに当てはまる人の方が多いはずです。
次に、それぞれのタイプの心理や特徴はこんな感じ。
(自分が黙ってしまうタイプの場合は、どれに当てはまるかなーと考えてみてくださいね♪)
1.怒られるのが嫌い、怖い、委縮タイプ
◆自己主張をガンガンされると、怒られたり責められているように感じる。
◆怒られると委縮してしまい、持っている能力が半分も出せなくなり、あり得ないミスを連発することもある。
◆もっと怒られるかもしれないと思うと、何も言えない。言いたくなくなる。
◆自分が怒られていなくても、同じ空間に怒っている人がいるだけでビクビクしてしまうことも。
2.ケンカ=×の、「事なかれ主義」タイプ
◆ケンカがめんどくさい、人とぶつかりたくない。
◆「ケンカは悪いことだ」または「ケンカをしないことが良いことだ」と考えている場合も多い。
◆自分の感情を抑え込んでいる人に多く、感情表現が苦手で、喜怒哀楽の変化がはた目から見るとわかりにくい。そのため、やる気や情熱もないように見える(実際にない時も多い)。
◆角が立つことは言わないが、同じように相手の主張も耳半分。
3.「この人には、どうせ本音を言っても意味ない」と諦めているシャットアウトタイプ
◆「この人には、人の言葉を器がないだろう」と呆れている。信頼がない。
◆敢えてひどい言い方をすると、「見下している」場合もある。または、「私は何を言っても聴いてもらえない人間なんだ・・・」と、話している相手をそっちのけにして落ち込んでいる。
◆繊細で傷つきやすい面もあるが信念もあり、弱く見られがちだが実は芯が強い。
◆相手が理解を示さない限りは、とにかく心を閉ざすタイプ。
4.自分が何を言いたいのかが、本当に分からない。迷子タイプ
◆自分の考えや気持ちが、真剣に考えているのに本当にわからない。
◆または感覚的にわかっているけど、言葉で表現するのが苦手。
◆焦るとますますパニックになり、支離滅裂で何が言いたいのかわからない。
◆限界に達すると、自暴自棄になりやすい。
思わずガンガン言ってしまう人へ ~黙ってしまう人の取扱説明書~
1~4、どのタイプの人と接する時も共通して言えることは「強く言えば言うほど逆効果」。
ガンガン言うほど、信頼関係が失われていきます。
夫婦であれば「離婚したくない」という理由で、関係が完全に切れてしまうことは多少減りますが、友人、彼氏彼女、バイトでは簡単に縁が切れるでしょう。
職場であれば、給料などの「メリット」がストレスに勝てば踏みとどまるかもしれませんが、我慢の限界を迎えたら辞めていきます。
しかしこのタイプの人は、本物の信頼関係が築けたときには、誰よりも相手のことを考えられる優しい心の持ち主である場合が多いです。
黙っているうちは、あなたのことや周囲を思うがゆえに、気にしすぎて何も言えなくなっているだけなのです。
でもあなたが助けを求めた時に、本来いちばん「力になってあげたい」と思ってくれるでしょう。
相手を心底理解しようと思う気持ち、慮るやさしさ。
それはガンガン言う人にとって、現実的にも精神的にも大切で必要なパートを補ってくれるはずです。
これまでは、やや上から目線で付き合っていたとしても、その部分においては先生を見るような気持ちで相手の「持ち味」や「良さ」を見つけてみましょう。
ガンガン言われて黙る人は相手の変化にも敏感ですから、あなたの変化にも割とすぐ気がつきます。
(それまでの信頼関係があまりにもマイナスだと、しばらくはめっちゃ警戒されて様子を伺われますが。笑)
なので、根気よく付き合ってみてください。
そしてあなたの言いたいことを言う前に、相手の言いたいことを聴いてあげるつもりで。
それでも黙ってしまう時には、「なんで聴いてあげてるのに何も言わないんだ!」という攻撃の姿勢ではなく、「何を言っても良いんだよ」という受け容れる姿勢で待ってあげる。
もう「いつまででも待つよ」という気持ちで待つ。すると少しずつ、心を開いてくれるようになりますよ。
心を開けば、口も開く(*´ω`*)
というわけで、まずは信頼関係を築くところから始めてみてくださいね。
椎名ゆりでした。