”子は鎹(かすがい)”じゃダメ!子どもの恋愛を左右する夫婦愛?!

こんにちは。椎名優理です。
昨日、家族三人で茨城の鉾田市にある鹿島灘海浜公園に行って来ました。
初めて行きましたが、すごく広くて自然を存分に感じられる綺麗な公園で。
アスレチックや芝生すべりで子どもと一緒に遊ぶのもヨシ、高台に上って水平線を一望するもヨシ。
公園から少し歩けば海岸に降りることもできて、今回は行ったタイミングがちょうど良かったようで、ウユニ塩湖みたいな写真が撮れました。
ローカルな場所って、意外とインスタ映えスポットがありますねぇ~。
そんな幻想的な海を見たあとの帰り道。
私たち夫婦の後を歩いていた娘が急にふてくされていたので、ワケを聴くとポツリとこんなことを言いました。
「パパとママがラブラブすぎる・・・(-゛-メ)」
私たちは普通におしゃべりしていたつもりだったんですが、娘の目にはそう映ったようです。でもそのふてくされっぷりが可愛くて、思わず笑ってしまいました。
それと同時に実は私たちにとってこの言葉は、とても感慨深いものがありました。
子どものおかげで”家族”が成り立っていた頃
それは今から4年前、フィリピンのメンターの元へ家族で押しかけたときのこと。
当時私たちは夫婦で冷戦していて、対話力もまだ全然低かったんですよね。
それで「”娘のために”○○しよう」とか「”娘のために”○○はやめよう」とか、「”娘のため”なんだから、○○やっておいて」とか、お互いに対するリクエストや自分の意思を伝えるときに、娘をダシにしていた部分がかなりあったんですよね。
お互いに相手の言うことは素直に聴きたくないけど、”娘のため”と言われれば「じゃあ仕方ない…」と。要するに、”子は鎹(かすがい)”状態だったんです。
でもそんな私たちを見ていたメンターに、ある日言われたんです。
「”子は鎹(かすがい)”にしているようじゃ、ダメだよ」と。
当時その言葉は、脳天をカチ割られたような気分になりました。
それは子どものことを通して夫婦が1つになれるのは、良いことのような気がしていたからです。
でも、それは違いました。
今ならハッキリとわかる。
子は鎹(かすがい)ではダメだった2つの理由
まず、その頃夫婦の間でお互いのために使われるはずのエネルギーが、子どもに全部注がれていたんですよね。
本来は私が旦那さんに注ぐはずのエネルギーが、娘へ。
旦那さんから私に注がれるはずのエネルギーも、娘へ。
それから元々私たちから娘へ注がれる分のエネルギーも、すべて娘へ。
そうすると、娘はキャパオーバーでエネルギー余りを起こすわけです。
なので当時は、ほんわかした性格の割に妙に荒っぽかったり、手が付けられないほどの癇癪を起こしたりしていました。
それから、子どもは親と一緒にいるのは20年程度なんですよね。そのあとは、また夫婦だけの状態に戻るんです。その時子を鎹にしていたら、仮面夫婦か家庭内別居か熟年離婚・・・という道へまっしぐらなのは言うまでもない話です。
だから子どもの話抜きで夫婦で対話ができるようにならなければいけなかったし、何より子どもが安心して巣立てるような家族の形を築きたかった。
それでパートナーシップに日々取り組んで、4年経って娘の口から出た言葉が冒頭の「パパとママがラブラブすぎる」だったんです。
だから、なんだか娘からこの4年間の夫婦の通信簿を渡された気分なんですよね(笑)。どうやら私たちは、”子は鎹”卒業試験を無事に合格できたようです。
子どもの恋愛は、親の”夫婦愛”で決まる?!
そういえば、他にもメンターはこんなことを言っていました。
両親の仲が良いと、子どもは良い恋愛ができる。
夫婦間の愛が1番強く子どもへの愛が2番目だと、子どもが大きくなったとき、1番の愛は両親からはもらえないことを知って上手に親離れができ、自分を1番に愛してくれる人を探し求めるんだそうです。
そしてその時にお手本となるのは、両親の夫婦としての愛の形です。
いつか自分も、こんなふうに愛されたい。
いつか自分も、こんなふうに愛したい。
いつまでも、子どもにそう思わせてあげられるような夫婦でありたいですね。
セラピスト、椎名優理でした^^