夫婦のパワーバランスが崩れる原因とは?

鬼嫁、DV妻、亭主関白、モラハラ夫…
夫婦の偏ったパワーバランスを表す言葉って、色々ありますよね。
とは言え、鬼嫁だろうと亭主関白だろうと、本人たちがそれを幸せに感じているなら良いと思うんです。
(虐げられるのがお好きな人とか、女王さま見てるとゾクゾクしちゃうとか、色んな人がいますからね。笑)
でも、どちらかに不満が溜まっているとしたら、話は別。
その状態ではパワーバランスを整えないと、夫婦間で満たされない気持ちを他の人に満たしてもらいたくなって不倫したり、一緒にいるのが辛くなって家庭内別居したり、耐え切れなくなって離婚したり…という事態になりかねません。
パワーバランスが偏るのは何故?
私たち自身も含め、これまでコンサルで色んなご夫婦を見てきて感じる、パワーバランスが偏る原因。それは「個人の癖」にあるようです。
例えばある女性が、高圧的で亭主関白なお父さんに育てられて、いつも逆鱗に触れないように怯えながら生活していたとするじゃないですか。
そうすると、そのパワーバランスの取り方が癖になっていて、異性に対して必要以上に下手に出てしまったり、へりくだるような態度を”つい”とってしまったりする。
違う例だと、ある男性が亭主関白な父にいつも歯向かわずにガマンして、ご機嫌取りしている母を持っているとするじゃないですか。それで母に「なんで言いたいこと言わないんだよ!ハッキリ自分の意見言えよ!」と思っていたとします。そうすると、自分の意見をハッキリ言わないような、相手の顔色ばかり伺っている人を見てイライラしたり、過剰に反応してキレたりする。
で、それらの癖を持っていると、最初は対等な感じだった相手さえも「高圧的になるように」あるいは「顔色伺いさせるように」、自ら仕立て上げてしまったりするのです。
「そんなわけない!」と思うでしょうか。
それでは、今からちょっと図で説明しますね。
パワーバランスは、こうして崩れていく!
パワーバランスが崩れる時って、「立場の弱い人が自分を下に見ている (相手を上に見ている)」か、「立場の強い人が相手を下に見ている(自分が上に立とうとする)」状態なんですよね。
だから立場の弱い人って「被害者」のように見えるけど、必ずしも立場の強い人の「せい」で、立場が弱くなっているわけでもないんです。
ただ、二人の間に起こることは全て、どちらか一方に非があるということはありません。被害者が加害者を作るし、加害者が被害者を作る。大抵はその両方が同時に起きています。そして、時としてその役割は入れ替わりながら”権力争い”をしていたりします。
どちらが上に立つか…どちらが主導権を握るか…どちらが勝つか負けるか。二人でそれをしているうちは、パワーバランスが整うことはないのです。
夫婦のパワーバランスを整えるには
パワーバランスを整える方法は、強者(加害者・攻撃的)になりやすいタイプか、弱者(被害者・受身的)になりやすいかによって変わります。
タイプ別に方法をお伝えするので、こちらを参考にしてみてください。(女性目線で書いてますが本質は同じなので、男性は”夫”を”妻”に置き換えて読んでみてくださいね^^)
強者タイプはこちら・・・
弱者タイプはこちら・・・
自分のタイプだけでなく、パートナーのタイプも読んでみると、夫婦喧嘩になった時も相手の心理がわかって冷静になれるかもしれません^^
どちらのタイプにも、必ず長所と短所の両面があるものです。
なのでパワーバランスが整えば、きっとお互いを補い合い、活かし合える最高のパートナーになれるはずです。
二人ともが”一緒にいて心地の良い”パワーバランスが築けると良いですね^^
椎名優理でした。