【与論旅番外編】ゾーンと過集中

「ゾーン」っていう言葉を知っていますか?
これは、よくスポーツの世界でも使われる言葉なので、聴いたことがある人も多いと思いますが・・・。極限の集中力を発揮した状態のことです。(”トランス状態”とも呼ばれることもあります)
「ゾーン」に入ると、通常では考えられないほどの感覚・知覚・身体能力が発揮できたりします。
例えば、ゾーンに入ると、
・体の不調や生理現象を全く、あるいは殆ど感じなくなる
・自分が集中しているもの以外の音や物など、余計な情報が全く入ってこなくなる
・自分の身体感覚が通常よりも微細にわかるようになって、イメージ通りに体の全てをコントロールできる
・上空や他人の視点から見た自分や、少し先の未来がわかったりする
などなど。他にも現れ方は色々あるんですけど、基本的に「えー?そんなことってある?!」っていうようなことが起こります。普段の感覚では不可能なことが、できたりします。
それでね、実は私、とても「ゾーン」に入りやすくて。
集中すると周りの音は聞こえなくなるし、空腹も感じなくなるし、骨折の痛みも感じなくなる(経験談)。
くしゃみや咳も止まるし、暑さ寒さを感じなくなって、気がついたら超汗だくだったり、恐ろしく冷えてることもある。
小学生の頃は授業が終わって次の授業が始まっても気がつかずに、前の授業の勉強続けちゃってたりとか、放課後みんなが帰った後も、いつまでも掃除してたりとか・・・(笑)。
中学の頃は、夜うっかり正座したままマンガ読み始めて、明け方読み終わった頃(6時間以上経過)には足が痺れを通り越して硬直して(足が人形みたいになって血の気引いて冷たくて、死体みたいに動かなくなるのね。超怖かった・・・)めっちゃ焦ったし・・・。
ホント、子どもの頃からそんな感じで・・・(文字にすると、ちょっとアホな子みたいだな・・・今更か。笑)。
大人になった今も、午前中から仕事始めて、ご飯食べ忘れて15時くらいは日常茶飯事。
(それに付き合わされる家族は大変よね。。笑)
で、なんでそんな話をしたかというと。
この間の与論旅。(「与論旅って何のこと?」という人は、ここから読んでね⇒【与論旅前半】家族で行く、与論の旅)一人になってからは、誰も止める人がいなかったおかげ(せい?)で、インナーワーク没頭しまくり。そうしたら、「ゾーン」の・・・使いすぎ?ですかね。一日に何時間も集中し続けてる状態を連日続けまくった結果、当然ながら肉体的に超疲れまして(笑)。普段から肩こりはする方だけど、この時は何だか妙に全身が痛くなり(ほぼ座ってたのにね・・・)。
「これまでの疲労が一気に出たかなー」と思いつつ、指圧院に行った私。
すると、こんなことを言われました。
「こんな硬い人、なかなかいないですよ・・・!」「最近この硬さに似たような人を指圧しましたけど、その人はとても頑張りすぎなように感じました。・・・失礼ですが、頑張りすぎじゃありませんか?」と。
指圧して、私の体をどう感じるかを聴きたいと思ってたので、私が聴くよりも前にこの感想をくれたのは嬉しくて。それから、「なるほど・・・?」と思いを巡らせてみました。
確かに日常的に、肉体的には割と無茶してる。でも、やりたくないことはほぼ全然やってなくて、頑張っているつもりも全くない。集中することに関しては、むしろ好きで、わざとやっている。何時間も集中し続けることも楽しい。が、そういえば昔から母には「あまり根詰めすぎないで。」とよく言われたし、先生からも「頑張り屋さん」とよく言われたっけ(全く自覚はない)。
・・・そうか、他の人からはコレ、頑張りすぎなように見えてたのか~~~!!!
この事実、けっこう衝撃でした(笑)。これぞ、無自覚な自分との出会い・・・。
そして、この気づきと「ゾーン」の話を、施術してくれていたHさんに伝えると「そうですか・・・、それは”過集中”とでも言うんですかねぇ・・・」なんて話になり。”過集中”という言葉が妙にしっくりきた私。
過集中。確かにそうかもしれない。
自分でコントロールしきれない程の集中状態や、度を超したゾーンの使い方は”過集中”というのが合っている気がする。
(ちなみに、たった今調べたらADHDの症状の1つに過集中という症状があるという記事を発見。しかも内容に超共感・・・そうか、調べたことないけど私ADHDだったのね~。これまた新発見。笑)
それで、体にどっと疲れが出るような集中の仕方はちょっと考え物だけど、この集中力は強みでもあって。(なぜなら、大体どんな場所でも集中できて、集中した時間に興味のあることを勉強すれば超記憶できるし、マスターするのも早いし、何かと便利だから。)
なので自分に対しては過集中にならないように、コントロールの仕方をマスターする必要がある。
でも、他の人をゾーンに入れられるとしたら、実はとても役に立つのでは・・・?
これまで意図的にゾーンに入ったり、人をゾーンに入れるとか、考えたことなかったんですけどね。調べ始めたら、案外いける気がしてきました(笑)。
まずは私自身と家族で、検証してみます。
そして、みなさんの役に立てそうな情報が出てきたら、シェアしていこうと思います♪
というわけで・・・与論の旅は、こんな新たな興味深い分野との出会いという、副産物をもたらしたとさ。
チャンチャン♪